睡眠時間が十分ならOK!
と考えている方は、多いはずです。
睡眠時間を確保していれば、いつ寝ても、健康的な生活である。
これは、一部間違いです。
さっそく、正しい情報を、あなたの子どもや孫に伝えて、正しい生活習慣を作ってあげてください。
人の身体には、生体時計というものがあります。
生来、人は、朝明るくなったら目が覚め、夜暗くなったら眠るというリズムがあります。
これが、生体時計に仕組まれているのです。
そういうリズムで、最大限の能力を発揮できるようになっています。
このことは、子どもの行動に関するアンケートによってはっきりしてきました。
子どもの生活習慣と問題行動とが分析されました。
その結果、「規則正しく早く寝る」「朝早く起きる」ことは、「睡眠時間が多い」ことよりも、子どもの問題行動を減らすということが分かってきました。
つまり、睡眠時間を十分とったからといって、夜中の2時に寝て、お昼の2時に起きるというような生活は、いけないということです。
睡眠時間さえ十分であれば、いつ寝てもよい。
このような考えは、正しくないということです。
人間は、遺伝子レベルで組み込まれている生体時計を基本に、生活する必要があります。
朝の光や夜の闇を大切にして、生活していくことが、重要であるということです。
夜中遅くまで、テレビを見たり、ゲームをしたり。
これでは、本来は暗さを感じなければいけない時刻に、光を感じることになります。
このような生活はいけません。
昔から言われているように、「早寝早起き」は人間にとって、大切なことです。
ぜひ、あなたの子どもや孫に、正しい生活習慣を作ってあげてください。
さて、では、睡眠時間は気にしなくてよいのか?
そうでは、ありません。
睡眠時間も、もちろん大切です。
「早寝早起き」を中心に考えながら、十分な睡眠時間を確保してください。
あなたは、ご自分やお子様の「必要な睡眠時間」をご存知ですか?
大人の場合、10時間の睡眠が必要な方と4時間の睡眠時間でよい方がいます。
10時間の睡眠が必要な方を、ロングスリーパー(長時間睡眠者)と言います。
4時間の睡眠時間でよい方を、ショートスリーパー(短時間睡眠者)と言います。
睡眠時間には、これほど差があります。
必要な睡眠時間は、個人差が大きいです。
また、年齢によって何時間寝なければいけないということも言えません。
では、必要な睡眠時間は、どのようにしたら分かるのか?
これは、昼間の様子から判断します。
午前10時から12時の間を目安にします。
この午前10時から12時は、脳と身体が一番活発になる時間帯です。
この午前10時から12時の間に眠気がなければ、質のよい眠りが十分にとれているということです。
逆に、その時刻に眠気がきて、元気に活動することができない場合は、注意が必要です。
眠りの質、眠りの量、そして、生活のリズムについて、見直す必要があります。
あなたは、昼食後、2時頃に眠くなりませんか?
実は、これは、自然な眠気です。
昼寝ができれば、した方がよいです。
少しの昼寝は、頭と身体を休めることができます。
そうすると、午後からも、午前10時から12時の間に匹敵するほどの活発な活動が期待できます。
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