人には、生体時計というものがあります。
これは、ご存知ですよね。
1日は24時間ですが、人の生体時計では、少し違います。
人の生体時計では、1日を24時間と感じません。
少し、長く感じてしまいます。
意外なのですが、1日を25時間として仕組まれています。
そうなると、毎日1時間ずつずれてきますよね。
実は、うまく調整できるようになっていました。
朝の太陽の光を浴びることで、リセットされて調整されていました。
光、食事、社会的環境は、人の生体時計に影響します。
ですから、昼間は寝ていないで、きちんと活動しておく必要があります。
あなたは、昼間たっぷり運動したことがありますか?
そのときのことを思い出してください。
昼間たっぷりと運動すると、疲れますよね。
すると、夕方になると眠くなってしまったと思います。
どうでしょうか?
昼間たっぷりと運動をすれば、疲れて、早く眠くなるのが当たり前なのです。
人は、そのようにできています。
もしも、昼間体を動かさないとどうなるか?
疲れませんよね。
すると、生体時計が働いて、夜になっても眠くなりません。
昼間に体を動かしたり、光を浴びることは大切なことなのです。
昼間光を浴びると、夜、メラトニンの分泌が高まります。
メラトニンは、眠りを誘う働きがあります。
さて、最近の子どもは、夜寝ない?
というお話です。
昔の子どもは、昼間、外でたっぷりと遊んでいました。
だから、夜になると自然に眠くなっていたのです。
もうお分かりでしょうか?
最近の子どもは、昼間の活動が十分できない生活をしています。
だから、疲れて眠くなることがあまりないという状況が出てきます。
子どもが、昼間の活動が十分できない生活になっているという部分には、様々な原因が考えられます。
交通事情、不審者の存在、テレビゲーム、テレビ、ビデオ、DVD、
携帯電話、パソコン
昔に比べると生活様式が完全に変化してしまったのです。
人の生体時計は、多くの年月をかけて、人が獲得したものです。
遺伝子の中に、組み込まれているものです。
子どもが、昼間体を動かして遊ぶことがなく、夜眠くならない状況。
夜遅くまで、テレビ、ビデオ、DVDを見たり、パソコンやゲームをしたりする。
この現状は、人が本来持つべき姿を奪ってしまっています。
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