最初から重要なお話です。
ガンになったときに、大事なことは何だと思いますか?
それは、生き方です。
心の問題が重要です。
楽しく前向きに生きている人は、ガンが抑えられます。
例え、「あと3年の命です」と宣告されても、楽しく前向きに生きている人は、まず3年以上は生きることができるといわれています。
実際に、そういうことがあります。
「生きがい療法」を提唱している岡山の、伊丹先生は、1987年にガン患者とモンブランに登頂されました。
多くの方は、あと1年生きるかどうかといわれていたそうです。
でも、モンブラン登頂後、8年ほど生きることができました。
すばらしいですね。
意外なことに、ガンとは共存ができる場合もけっこうあります。
実は、ほとんどのガンが、じわじわと緩やかに進行します。
ところで、ある研究のデータがあります。
ガンと無関係で亡くなった高齢者を調べました。
すると、80歳代の人の80%、70歳代の人の70%に胃ガンがあったというのです。
局所ガンがあっても、免疫が抑えていたのです。
だから、問題が起きなかった。
ガンではなく、別の死因でなくなったということです。
要するに、ガンとは共存ができるということですよね。
本来、ガン細胞は、誰の体の中でも、毎日生まれています。
けっこう、ショッキングな話ですよね。
ガン細胞は、毎日生まれているけれど、それを毎日、免疫系がつぶしているのだそうです。
お分かりですよね。
ところが、ある日免疫がすごく落ちると。
大丈夫ですか?
ガン細胞を抑えきれなくなります。
そして、ガン細胞が増えます。
再び、免疫力が高まれば、また抑えられます。
でも、もし、抑えられないと……。
ガン細胞が増えて、大きくなって。
ある時期にガンとして見つかります。
ここが、ほかの病気とガンとの異なるところです。
ガンの場合は、免疫との闘いの病気なんです。
免疫力が落ちると、ガンが大きくなります。
免疫力が高まると、急によくなることさえあります。
抗ガン剤は、正常な細胞もガン細胞も一緒にたたいてしまいます。
ですから、免疫力を落とします。
さらに、副作用が出ます。
もし、抗ガン剤できかない場合は、ちょっとめんどうです。
抗ガン剤は、免疫力が落ちるので、きかない場合、効果がマイナスになってしまいます。
つまり、治療をしない方がよかったということもありえます。
そして、きかないと次々に薬を変えていくことになります。
場合によっては、マイナスが続くということです。
放射線治療は、疲れます。
体力がもたなくて、耐え切れない患者さんがいます。
治療中に、放射線や抗ガン剤で、辛かったら。
それだけ、免疫力が落ちているということなのでしょう。
止めたほうがいいという場合もあるかもしれません。
ガン治療は、早期発見早期治療が基本です。
現在でもそれは、変わりません。
早いガンは治せます。
でも、ある程度進んだガンは治っていません。
ここからが、重要です。
ガンかもしれない。
と、検査が続くとなると。
あなたの場合どうでしょうか?
大丈夫ですか?
クヨクヨしてしまいますよね。
これは、長寿には一番悪い方法なんです。
要するに、その逆をすれば、いいってことなんですけどね。
その部分を改めて考えて欲しいのです。
朝起きたら、ガンが大きくなったのではとクヨクヨする。
実際はそうでもないのに、体調が悪いみたいだから、
今日は、寝て過ごそう。
こんなのが、最悪です。
たとえ、ガンと言われても、後から見つかるよりは、
はるかにいいんです。
前向きな心構えが大切です。
おいしいものを食べ、心を落ち着かせて、好きなことをします。
それで免疫力高まれば、
うまくいく可能性が十分あります。
超早期発見で、ガンと診断されたとします。
本人は、元気なんです。
痛くもかゆくもない。
よく眠れるし、食欲もある。
ところが、診断されたとたん、元気がなくなる。
元気を出してください。
そのような、場合は、
治療しなくもよいガンかもしれないんです。
現在は、様子を見ていればよいガンまで、治療してしまう
という方もいらっしゃいます。
そこで、問題になるのが、告知です。
家族が隠しても、本人には、何となく分かってしまうものです。
そのときには、かなり進行しているという場合もあります。
それより、ガンであるということを早く教えて、
どういう治療法が希望か、
残された寿命をどう有効に使うか。
これを本人に任せることが、大切だという人もいます。
病気を知らなければ、
いつか治るという期待を持ち、
だらだらと過ごして無用な時間を使います。
そして、大切な命を失ってしまうことも。
告知されると、ショックですが、
体力があるうちに、やりたいことをやる。
さらに、前向きに生きる。
このことで、ガンとの共存が可能になることがあります。
さて、最も大切なことは、ガンにならない生活を送ることです。
ガンは、免疫抵抗力の病気です。
免疫が高まるように楽しく暮らすことが、最大の薬です。
さらに、体力をつけるために、食べることです。
免疫は、天候にも左右される、といわれています。
晴れた日は、気分がよくて、上がる。
雨の日は、下がる。
楽しいと上がり、クヨクヨすると下がる。
毎日変化しています。
嫌な話を聞いたり、人間関係が悪くなれば、もっと下がります。
ほとんどのガンは、ストレスが引き金だ、とも言われています。
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